この記事では、すぐに判断するのが苦手な内向型エンパスの対処法について書いています。
内向型エンパスは、上記のような悩みをもつ人が多いと思います。
しかし、すぐに判断するのが苦手な理由と対処法が知ることができたら、心が楽になります。
なぜなら、人は知らないことに対して恐れを抱いてしまうからです。
理由と対処法を知ることで恐れはなくなります。
すると、判断するのが苦手だと必要以上に思わなくなりますよ。
内向型エンパスがすぐに判断するのが苦手な理由
最初に、なぜ内向型エンパスはすぐに判断するのが苦手なのでしょうか?
4つの理由を解説していきます。
じっくり思考して答えをだすから
1つ目は、じっくり思考して答えをだすからです。
なぜなら、内向型もエンパスも情報処理がスローペースだからです。
入ってきた情報について、じっくり考えてから答えをだします。
仕事の1通のメールにしても
・ちゃんと伝わるかな?
・分かりにくいかな?
・これも付け加えようかな?
あれこれ考えすぎて、結局時間がかかったりします。
受け取る相手のことを考えすぎてしまうんですよね
また、意見を求められた時に、すぐに言葉が出てこないことが多いです。
頭の中で、「こう思う•••」「あぁ思う•••」とぐるぐる考えてしまうからです。
結局考えがまとまらなくて、すぐに返事できなかったり、的外れな回答をしてしまったり、逆に説明が長くなったりします。
会議や説明の時に、「なにか質問や分からないことはない?」と言われるのも、内向型エンパスにとっては苦痛です。
わたしは、これ良くないと思うんです。
なぜなら、疑問点は自分の中に落とし込んでから出てくるものだと思うからです。
その場ですぐにでる疑問は大したことじゃないし、むしろ疑問がすぐにでてきたら会議や説明の完成度が低い可能性があるなぁと思います。
このように内向型エンパスは、じっくり思考してから答えを出したいので、人よりも時間が必要なのです。
マルチタスクができないから
2つ目は、マルチタスクができないからです。
一度に一つのことに集中するのは得意ですが、複数のことを並行して行う際、その都度思考を切り替えることが苦手です。
相手から判断を仰がれるときは、まず自分が行っていることを中断して、相手の内容を理解する必要があります。
自分が行なっている内容⇨別の内容へ切り替えて理解する
このプロセスに時間がかかるので
すぐ判断するのが苦手なのです!
また、カオスな状況にも弱いです。
自分が集中している最中に外部から情報が入ると、余計に焦りを感じてしまいます。
頭の中がプチパニック状態になり、いつも以上に思考の切り替えに時間がかかることもあるのです。
相手のペースにのまれやすいから
3つ目は、相手のペースにのまれやすいからです。
これは、内向型エンパスが、刺激に敏感であることが影響しています。
その場の空気感によって、うまく判断できないことも少なくありません。
たとえば、相手がミスをしてどうしようもなく焦っている時に、自分に指示を仰いできたとましょう。
この時、内向型エンパスは、相手の焦りを異常に感じてしまいます。
そして自分自身も焦りを受け取ってしまいます。
冷静になれば判断できることもできなくなり、言葉に詰まります。
これも頭の中でプチパニックが起きている状態ですね
自分でも頭の中を整理できておらず、結局なにをどうすればいいのか分からなくなっているのです。
相手が威圧的なときも、同じようにプチパニックが起こります。
判断するのが苦手な観念をもっているから
4つ目は、自分は判断するのが苦手だという観念をもっているからです。
「観念」とは、主観的な考えのことで、過去の経験によってつくられます。
うまく判断できなかったり、すぐに答えられなかった経験が多い人ほど、「自分は判断するのが苦手なんだ」という観念がつくられてしまいます。
そして「観念」は、あなたが起こす行動にかならず影響をもたらします。
なので、観念を書きかえる努力をすることも重要です。
観念を書きかえる方法については、次の対処法で説明していきますね。
すぐに判断するのが苦手な内向型エンパスの対処法
次に、すぐに判断するのが苦手な内向型エンパスの対処法について説明します。
4つの対処法があるので、ぜひ実践してみてくださいね!
相手は待ってくれると思うこと
なかなか判断できない時に、
- 待たせてしまって申し訳ない
- 相手に失礼かもしれない
- 相手を怒らせるかもしれない
このような気持ちになることでしょう。
例えば、取引先やお客様に聞かれたことを、すぐに答えられなかった。
このような場面で、「相手を待たせてしまっている」という部分にフォーカスして焦ってしまう。
これ以上待たせると、相手を怒らせてしまったり、信用をなくしてしまうかもしれないと思いさらに焦る。
人を相手にしている仕事だと、このような場面は非常に多いですよね。
しかし、自分が思っている以上に、相手はある程度待ってくれます。
逆に、待たせなかったけど誤った回答をしてしまう方が、相手に失礼ですし怒らせる可能性があります。
判断する際に、相手と誠心誠意向き合うことが大切です
待たせているという状況だけにとらわれずに、先をみてトータルで考えましょう。
すると焦りを感じることもなくなり、判断するのが苦手だと思わなくなります。
一度で理解できないなら確認しよう
相手の言葉をすぐに理解できなかったり、聞き逃してしまうこともあります。
なぜなら、すぐに思考の切り替えをするのが苦手だからです。
- 聞き返すのが申し訳ない
- 相手の時間を奪ってしまう
あれこれ過剰に考えすぎて、結局聞けなくなった経験はありませんか?
しかし、あいまいな状態でものごとを進めるのは危険です。
相手と自分の認識に相違があった場合に、余計迷惑をかけてしまうからです。
このように確認をしましょう。
- 先程の内容を、もう一度伺っても良いですか?
- 〇〇は、つまりこういうことでしょうか?
- 私は〇〇と認識していますが、合っていますか?
一度で理解しなければならないルールはありません。あまり気負わずにいましょう!
カオスな状況が苦手なことをあらかじめ知る
刺激に弱い内向型エンパスは、カオスな状況になるとプチパニックを起こしやすいです。
自分のペースなら普通にできることが、できなくなることもあります。
そして、後から冷静になった時に、「こうすればよかった…」と一人反省会がはじまります。
状況によって能力が全く発揮できないときがありました!
しかし、プチパニックにさえならなければ、きちんと判断できるのでご安心を!
プチパニックを避けるためには、自分はカオスな状況に弱いことを知っておきましょう。
カオスな状況とは、あなたの焦りや不安を引き起こすような状況のことです。
たとえば、相手から圧力が強い状況、短時間で判断が求められる状況などが挙げられます。
カオスな状況時に、この2つを行いましょう。
1、呼吸を意識して気持ちを落ち着かせる。
「自分は今焦っているかもしれない」と認識しましょう。
2、相手に待ってもらえる対応を事前に準備しておく。
考えたり確認する時間をもらって冷静になれる状況をつくりましょう。
自分のペースを通常運転に戻せたら、きちんと判断することが可能になります。
判断するのが苦手という観念を書きかえる
判断することが苦手と思うのは、過去の経験で心当たりはないでしょうか?
- 答えられなくて怒られた経験
- 大勢の前で恥をかいた経験
- 判断を失敗してしまった経験
しかし、観念は書きかえることが可能です。
1〜3の対処法を実践し経験することに加えて、イメージするのもオススメです!
例えば、自分と同じように、すぐに判断するのが苦手な人がいたとしましょう。
その人が、判断が苦手ながらに落ち着いて対応できていたらどうでしょうか?
自分にもできるような気がしてきませんか?
これは、自分と似ている身近な人を通して、できるイメージが湧くからです。
「身近にイメージできる人いないなぁ…」と思ったら、架空の存在でも良いです。
もし自分と180度ちがう観念をもっていたらどうだろう?というイメージから始めてみましょう。
うまく判断できなくても自分を責めないようにしよう
他の人はすぐに判断できたり、聞かれたことを即答できる。
そんな場面をみたら、自分は考えられない人間、能力が低い人間と思い込んでしまいます。
すると余計にプレッシャーを感じて、ストレスになる可能性もあります。
しかし、あなたは決して考えられない人間や、能力が低い人間ではありません。
なぜなら時間をかけると、判断できるし答えを出せるからです。
時間が不足しているから、言いたいことや考えがまとまらなくて、判断できないだけなのです。
対処法を参考にして、自分のペースで少しずつ苦手な判断を克服していきましょう。
うまく判断ができなくても、自分を責めないようにしましょう!
まとめ:内向型エンパスがすぐに判断できない時の対処法
さいごに、おさらいしましょう!
内向型エンパスがすぐに判断するのが苦手な理由
- じっくり思考して答えをだすから
- マルチタスクができないから
- 相手のペースにのまれやすいから
- 判断するのが苦手な観念をもっているから
すぐに判断するのが苦手な内向型エンパスの対処法
- 相手は待ってくれると思うこと
- 一度で理解できないなら確認しよう
- カオスな状況が苦手なことをあらかじめ知る
- 判断するのが苦手という観念を書きかえる
判断できる自分を、毎日コツコツつくっていきましょう♪
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